ラッピングコーディネーター 五味栄里先生によるラッピング講座。リボンの結び方、箱の包み方、季節に合わせたラッピングやエッセイなど

クリスマス小物


急に冷え込んできたなーと思ったら、北海道からは初雪の便りが聞こえてきました。
出張した先の青森ではすでに紅葉が始まっていて、台風一過の抜けるような青い空の下、木々が美しい色に町を染め上げていました。写真1青森には暗くなってから到着したのですが、駅前の新町通りには大きなクリスマスツリーが立っていてびっくりしました。写真2今年一番最初に見たツリー?などとその時は、ぼーっと見上げていただけだったので、間抜けな昼間の写真でごめんなさい・・。夜のイルミネーションは青くてなかなかダイナミックなクリスマスツリーでした。

次の日、青森から鰺ヶ沢という海の近くの町へ奥羽本線と五能線に乗り継いで行ってまいりました。写真3・4その長い電車の時間の中で、エッセイの原稿の締め切りが間近に迫って相当に切羽詰っている状況にもかかわらず、(ムムム…)かわいい赤いリンゴの実が長ーくどこまで続くリンゴ畑や刈り取ったばかりの田んぼの風景にぼんやりと心を奪われていました。写真5すると、リンゴの実からはたと!!思いついたのが、クリスマスツリーのオーナメント。仕事でディスプレイやラッピングのアクセサリーに使用する小物やオーナメントを皆様にご紹介させていただいたらどうかな?ちょっと苦しい!・・けど何とかなりそう!少しホッとして東京に帰ってまいりました。 という事で、これからがやっと本題です。

スワロフスキーの飾りのついたまあるいガラス玉

スワロフスキーの飾りのついたまあるいガラス玉です。10年ほど前に購入したのですが、まだ一度も使用する機会が無く大切に奥にしまってある一品です。写真6・7これは、スイスのサンモリッツの薄暗い雑貨屋さんの店の奥で、たった一個ほこりをかぶっているところを見つけました。2,000円くらいのお値段だったと思います。ガラスのため日本まで持って帰ることを懸念して迷っていたら、友人が「あなたプロなんでしょ、気に入ったならどんなことしてでも日本へ持っていくべきでしょう。」とのキツーイお言葉に、素直に従い購入しました。今は素直になってよかったと思っています。

サンタさん

写真8この手のひらに載っているサンタさんは私のお気に入りです。浅草橋の問屋街で見つけました。優しいお顔で結構なハンサムでしょう。ディスプレイの時に最後に彼を置くと、決まり!という感じで,締めてくれる心強い助っ人です。シーズンオフは柔らかい布にくるんで大切にしまってあります。

写真9白いサンタさんはやはり同じ浅草橋で買いました、シンプルな洗練されたフォルムが気に入りました。白い色は他の色に合わせるのが難しいので、今のころ出番はまだありません。

写真10最後のサンタさんは交通標識の上でシルエット姿で忙しそうに走っています。前に置いてある、脱ぎ忘れてクチャクチャのお帽子は同じ素材の平板の発泡スチロールに描かれたオーナメントです。両方ともパリのプランタンで見つけました。楽しい雰囲気が気に入りました。

オーナメント

写真11これはパリのシャンゼリゼにある24時間ショップのモノプリで買いました。モノプリはコスメ、日用雑貨、ファッション、ステーショナリーなどデパートみたいな高級品はありませんが、商品がとにかくそろっている店です。お安くて可愛い品がたくさんあって大好きなお店です。こちらはピンクと黄緑の配色が、キラキラと華やかで、私のディスプレイには常連さんです。実はこれは見た目よりはとても軽い素材で便利しています。

次の鮮やかな色のオーナメントはルクセンブルグの有名な陶器「ビレロイ&ボッホ」のお店で見つけたものです。軽い陶器でできています。あまりに美しいので買ってしまいました。写真12他にも同じ素材で目にも眩いカラフルなオーナメントがおみせのツリーにたくさん下がっていました。全部買い占めてしまいたいとさえ思いました。

この布でできたオーナメントは、雪の降るパリのクリスマスマーケットでみつけました。写真13色がビビッドで手触りも柔らかく、一目で気に入りました。この日の寒さは尋常でなく(この日は池も噴水も厚く氷が張っていました)この温かみを感じるオーナメントにことさら惹かれたことを、手に取るたびにその柔らかい手触りから懐かしく思い出します。

クリマスディスプレイ

最後に今年のクリマスディスプレイをお見せいたします。写真14
注目していただきたいのはシロクマ君達です。お母さんとコグマ3兄弟の4人家族です。一昨年大井町の駅のお花屋さんで見つけました。お母さんがあまりに大振りなので躊躇してコグマ君の2匹だけ買ってきました。事務所に着いて袋から小さい2匹を取り出してみると、その様子が淋しそうで、親子を引き離してしまったことにここでようやく気が付きました。「まだ売れないで残っていて下さい。」・・と、祈るような気持ちで大井町まで引き返しました。そのような思いで手に入れたシロクマ君家族です。出張で持って歩くには大家族で少し大きい荷物になりますが、一家そろってお役にたってくれています。
今年のクリスマスラッピングセミナーには全国津々浦々この家族と一緒に旅をします。
どこかでお会いできたらとても嬉しゅうございます。是非お声をかけてくださいね。
シロクマ一家共々大歓迎です!
では、少し早いですが、素敵なクリスマスをお過ごしください!!