ラッピングコーディネーター 五味栄里先生によるラッピング講座。リボンの結び方、箱の包み方、季節に合わせたラッピングやエッセイなど

スケジュール帳を開いて


平成最後の年が過ぎ、にぎやかにおめでたく年が明けました。
あらためまして、新年あけましておめでとうございます。
あたらしい年を迎えて何もない机の上で今年の真新しいスケジュール帳を開いて見ると気も引き締まり,まだ埋まっていない白い空間にどのようなスケジュールが入ってくるのか、いろいろと想像するだけでも楽しい気持ちになってまいります。

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スケジュール帳は、一年間必ず携帯する仕事の必需品で、私は次の年の物が出始める11月にはあれこれ品定めを始めます。選ぶ基準は、とにかく小さくて軽いこと、表紙がハードでないこと、あとは表紙の柄などです。
表紙の柄は大事な決めポイントで一昨年と去年の表紙は大好きなパリのエッフェル塔、凱旋門、の表紙を選びました。1今年は金運が付くようにと、はかない願いを込め金色に決めました。使う前には、月ごとのインデックスを付けることも、面倒ですがなんだか楽しい作業です。インデックスにもたくさんの種類があり、2その中からジャストフィットの物を選び、貼り付けます。ところがバランスが難しく出来上がりの不ぞろいさは、今年も例年通りに目を覆うばかりでした。3

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このような作業をしていると、このスケジュール帳が真っ黒になるほどお仕事のオファーが来ますようにと、パンパンと柏手を打ってお祈りをしたい気持ちになってまいります。仕事もご縁とか運とかいう不確かな要素を多くはらんでいるので、そのご縁を記入するスケジュール帳はやはり精神的な意味でも大切な品です。
手帳つながりでお話を続けますと、外国で買ったノートにはとても美しいものがあります。そのいくつかをお紹介したいと思います。

一つ目は中身は普通の白地のノートですが、ちょっとおしゃれな渦巻き模様です。4ローマの文房具屋さんで見つけたのですが、スリムなボールペンも一緒に購入いたしました。ボールペンの頭頂部にはきらりと光る石が入っていて5お揃いでお土産に差し上げようと思いましたが、結局自分で使ってしまいました。

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二つ目はまずラッピングをご覧ください(少ししわしわになってしまいました)6。印象的なビビッドピンクに黒のシールがとても素敵ですよね!パリの小物屋さんで見つけてギフトにすると言ったら、このラッピングでした。リボンはないけれど色だけで充分の存在感です。中身のノートの表紙はこちらです。78天使も花のガーランドもキラキラと光る素材が付いていて、とてもキュートです。開くとリバーシブルのページでした9

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二同じくパリでみつけたもう一品は蝶々柄のノートです。10このノートの中身は実は全編シールです。1112封筒の裏に貼ったり、小さなメッセージなどに使っております。
最後に可愛いレターセットもご覧に入ます。13ケースを開くとカードと封筒とシールが入っています。14カードとシールがお揃いなのでおしゃれなメッセージカードになるのでとても重宝しております。こちらはノルマンディーの小さな雑貨屋さんで見つけました、雑貨屋さんの片隅に雑然と新聞や雑誌などと一緒に置いてありました。レターセットは可愛いのが3種類ほどあったのですが、一つしか購入しなかったことが今も悔やまれます。

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スケジュール帳の話から雑貨屋さんまで話が飛んでしまいましたが、今年もたくさんの話題を見つけて皆様におしゃべりをしたいと考えております。
昨年は『災』という字で締めくくられましたが、今年は素敵で幸せに満ちた年になればよろしいですね。猪突猛進という言葉もありますが、楽しいことに全力で向かっていけるように、エネルギーをためて前向きに頑張ってまいりましょう。
今年もよろしくお願いいたします。